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B. 大学新入生による 生物学習のポイント
 その2
. 高校 生物教師へのコメント
 
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このシート/本項では、高校「生物学」履修後の大学新入生による自由記述「生物教師へのコメント:約150件」を掲載します。それらの意見は幾つかのタイプに収束していますが、その学習概念や分析状況は会員サイトに掲載します。

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本項/このシートでは「テキスト形式」で参照。会員サイトでは、このレイアウトに加え「図一覧形式・連続拡大スライド形式」による表示も可能です。また「意見の分析」なども加えます。

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下表が大学新入生による「高校教師へのコメント/アドバイス」一覧です。

1

生物学に広く通じる流れや要素を認識させることを重視し、ここが理解できたことを確認してから次に細かな内容に入るべきである。

2

生物学の暗記科目という先入観を取り除くためにも、あらゆる場面でつながっているという説明が必要。授業にもあった「構造とは要素の配置とその繋がり」という考え方は重要だと思います。

3

単に物体の名前と役割を淡々と教えるのでなく、生物に共通する観点からグループ化してあげれば生徒は物体のことを効率的に理解できると思う。

4

導入すべき視点は「階層性」である。この考え方を導入すれば、対象を複雑に考えずとも学習が可能になり、構造レベルに応じて考えることができるため、学習者にとって分かりやすく考えやすい。このため、ぜひ導入してほしい視点である。

5

階層性」を基軸とした「形態・機能・原理法則性・起源」の視点を導入し、これらについて学習者たちが話し合う時間を設ける、といった方策をとると、より効果的な授業が実現できると考える。

6

授業では、用語の解説だけにとどまらず、仕組みを教える必要があると思います。実験を多く導入すると生徒たちの自主性が育まれると思います。そして、実験内容を自分達で考えると、さらに「命題・原理・実証」という学習の基本に基づいて進められると考えます。

7

階層性や2系6要素のような区分分けを教えることで、段階的に理解が進みたくさんのことを覚えなければという圧迫感なく、前向きに学習が進められると思う。

8

基礎の基礎と言えるほどに最初から説明するべきだと考える。

9

身の回りの事象について考える→必要な役割に気づく→その役割に与えられた名前(単語)を知る』の順に学んだ方が受動的な学びにならず、学習者の興味・関心を高め、より深い学びを提供する

10

生物学を指導する上で、なによりもまず階層性を重視するべきである。階層性に基づいて、繋がりを意識した指導方法、動物生理の基本に当てはめた考え方を導入することが重要であると考える

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11

階層構造性について学生に教え、個々の役割を教えるだけでなく、全体の流れを説明し、「覚える生物」ではなく「考える生物」にするべきだとアドバイスしたい。

12

教師は「面白いと思わせること」だと思う。

13

教える分野に関して先生と生徒が共に疑問や繋がりを躊躇なく気軽に話し合えるような環境を整える方針を導入するのがよい

14

高校の時点でこのような知識と知識をつなげる知識を持っていたらより興味を持って生物系科目を学ぶことができたのではないかと考えられるのです。

15

高校の生物は暗記量がほかの理科科目と比べて極めて多いので階層性を意識して教えることで理解を深めて暗記の手助けをするような指導をすることで学習者は前向きに生物の勉強に取り組むことが出来ると思います。

16

階層性を意識させるような回も取り入れてくださるとまた学習が深まると思いました。

17

階層性の視点をもっと重点的に取り入れてほしいと思う。教科書の内容をただ覚えさせるだけではなく、構造の中でどのような仕組みが働いてその現象が起きるのかなどについても考える機会を設けて話し合ったりすることで、生徒は楽しく前向きに学べるのではないかと思う。

18

「教えてもらった」と「自分で考えた」だと記憶の残り方も違うので、いつもと少し違った頭の使い方の時間があることはとても有意義な時間になると思います。高校の先生方には、一方的にではなく生徒が自分で作業をして考えるという時間をつくっていただけたらと思いました。

19

生徒に論理的な視座視点を意識させながら学習させるような授業を展開させれば、より生物に興味をもって前向きに学習するようになるのではないかと思う。

20

教師は生徒の暗記と理解のバランスを保つことが重要であると思う。暗記学習は楽であり、手っ取り早く点を取るのに有効であるから、生徒はそちら側に走ってしまいがちである。教師は自分の知識を見せつけるようではいけない。理解を促すのであるから、あくまで生徒が理解しやすいように、難しい言葉選びや馴染みのない専門用語を多用しては混乱を招き、更なる暗記一辺倒の学習に偏るだけである。

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21

知識伝達の以前に、導入として階層性に基づいて要素の配置と繋がりを考えるということを教えることで、発展的な課題に対しても難しく考えすぎて苦手意識を持つという事が少なくなると思う。

22

生物の構造図を描くことを設けることで、描いた要素の配置や繋がりを意識できるようになって、生物の見方が広がり、意欲が出ると思う。

23

生物学を暗記科目としてとらえず、流れのある物語のようにとらえれば、もっと生徒は取り組みやすくなるのではないだろうか。

24

暗記事項として淡々と教えるのではなく、もちろんただの暗記は出てきてしまうのは仕方ないのでメリハリをつけてやるのがいいと思う。

25

文章だけでなく、図や表にまとめてあると一目で理解しやすい。

26

絵やたとえを用いて説明をよりわかりやすくする、テストでは論述問題を増やすことで得た知識を結びつけつつ定着させられているかを確認することなどが必要だと思う。

27

階層性というものに重点を置いた授業を高校の内から導入すればよいと思いました。

28

細胞等の個々の働きや用語の意味を教える前に、それが構造内の繋がりとしてどこに位置するのかを教えてください。

29

先生が講義内である「現象」や「単語/仕組み」を生徒に教えるときに、先生がその「現象」や「単語/仕組み」について知っている「小話」を一緒に話してくれると、生徒は授業を楽しみながら受けることができます

30

また、一つの視点からでなく、多角的に物事を説明すれば、関心がわいて楽しくなると思う(形・役割・仕組み・由来など)。

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31

生物学は覚えることが多いと生徒に伝えると、生物学は暗記科目であると誤解してしまう生徒が一定数存在すると考えられる。そのような誤解を招かないために、「生物学は覚えることが多いが、決して暗記科目ではない」といったような説明のほうが良いのではないだろうか。

32

高校で生物を教える先生方には、特に内容の繋がりを意識した授業を展開するべきだと考える。

33

生徒との対応や教えるのが面倒で適当にやっているのかな、と思われる先生は一定数見られます。自分から楽しくしていって欲しい。

34

一見関係のない生命分野どうしでも、実は一つの生命現象につながっていることを教えると、生徒は生命現象に興味を持つだろう。生徒にとって、身近な現象から生物学を学習することが適していると考える。

35

点ではなく線を意識させること、また俯瞰したものの見方を教えることが重要だと考える。

36

生物は、自分たちの体や身近な生き物の仕組みについて知れる学問なので、一度理解するととても興味を引くことができると思います。なので、最初の導入が分かりやすければ、生徒は興味を持つのではないかと感じました。

37

知識のインプットだけでなくアウトプットする機会を増やすことは学習者が理解を深め、前向きに学習に取り組むことを可能にすると思われる。

38

少し学習指導要領の範囲を外してもいいのでなぜそうなるのかわかるように説明する。

39

生物は、全てではないがその用語が表している姿かたちを理解することでより楽しく感じると思うので、実際に自分の手で書くという行為は学習者を前向きに勉強させることができると私は考える。

40

まず板書するのでなく、大まかな概要を教えることで生徒も見通しを立てられる。

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41

少し難しい話をするときは「その説明や用語はどのような視座視点の話か」というのをしっかり説明してあげることが大事だと思います。また、生物学の原理・法則は「生物に共通した基本的な機能や普遍的な特性」の元にあるという考え方が大切だと思います。

42

生徒と教師間でやり取りをしつつ、生徒が考えながら作業をできるようにすると良いのではないかと私は思う。

43

高校教師は生徒に生き物や生物学に興味を持ってもらうよう、学習内容に合わせどのような視点から物を見るべきかヒントを与えるのが良いと思いました。

44

覚えるのが大変な内容だけでもいいので、定期的に復習する機会を設けてほしいです。

45

授業で肉体労働を積極的に導入することが大切であると思います。

46

日常生活の例を取り上げながら説明することで、生物の内容を身近に感じることができ、他の例にはどのようなものがあるかを知りたくなり前向きに学習しようという気持ちになるのではないだろうか。

47

やっぱり自分で考える時間は絶対に必要だと改めて感じました。自分で考えて新しい発見があるとそれだけで学習に対する意欲は増します。高校の先生方には、一方的にではなく生徒が自分で作業をして考えるという時間をつくっていただけたらと思いました。

48

より実用性のある問いを提示してからそれに即した授業を進めていくべきだと思います。専門知識を振りかざすのではなく、生徒の目線に合わせた授業が必要です。

49

最初から結論を述べてしまうことはあまり望ましくないと考える。「結局重要なことは何であるのか」を自分で考えて導き出すことに意味がある。例えるならば「動物生理の基本」とテーマを示すよりも、「ネコの前にサカナを置いたらどうなるか?」といったような身近な事例を挙げて疑問を投げかけることで、学習者はその話題に興味を持ち、「この話が結局どのような(どのように)本質に関わっていくのだろうか」と積極的に考えるようになるだろう。

50

何か身近な現象について雑談し、種は明かさないで謎を残すようにすると興味を持ち、生物学を好きになってくれる生徒が少なからずいると思う。

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51

階層性や階層レベルで学習することを導入すべきだと思います。

52

狭い範囲の話だけではなく、その流れを意識することができるように全体図の話を先に話した上で、狭い範囲の話についても説明すること。

53

二系六要素を教えてもらうと、複雑で断片的だった体の仕組みが捉えやすくなると思う。細胞くんを用いて、細胞はヒトの体の縮図なのだということを理解してもらうと、細胞小器官などが覚えやすいと思う。なるべくつながりを意識した教え方をした方がよい。

54

生物担当の方には、学生に生物学習をさせる上で「何故こうなるのか」を話し合わせてほしい。「原理の理解」を求める「話し合い」により学生は生物学を深く学ぶことができ、かつ学習意欲も高まる筈だ。

55

どんな観察・実験や学習においても、今、私たちはどの階層性での話をしているのか、など常に全体像が見えた状態で学習できる環境づくりは大切だと考える。

56

学習範囲でないから教えなかったり、変に誤魔化したりするのでなく、教える上で必要な情報(教えた方が生物学の流れとして自然なもの)を丁寧に教える。

57

階層構造性の考え方は生物体を理解するだけではなく、生物学習全体や論理的な思考をする上で役に立つと思うので、もっと積極的に取り入れて欲しいと思います。

58

単純な疑問(何してるか、なんのためにあるか、どこにあるか、どんな形かなど)をもとにして全体を理解した後に、知識として必要になる事実・現象の用語を後付けで伝えていく。

59

わからない、または知らない単語が一気に、さらに連続して出てくると未学習者はもちろん、生物にあまり馴染みがない人にとっても億劫な作業になってしまうのではないかと思います。頭に定着するまでその単語は難しさを引き揚げるものになってしまいかねないので順にゆっくりと多用していただくことがありがたいのかもしれません。

60

2系6要素を基本にして一つの流れとして理解させると学習者にも理解されやすく前向きになると考える。

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61

要素の配置とその繋がりに重要視しながら指導していくことで、より生徒の理解度を深めることができるのではないかと考える。

62

高校の生物教師へはもっと生徒が生物について興味を持つように受験で必要な部分だけでなく大学受験とは関係なくても生物を面白く思えるような生物の仕組みやつながりなどを教えてほしい。

63

授業中に作図があるのなら、作図しやすくなるような補助プリントを出すなど、作図が遅い人でも授業についていけるような方策を導入されたら、より前向きに学習できる。

64

教科書の内容などを説明する際に、細かく区切られているトピックのつながりの理解を生徒に任せるのでなく、明示すると良いと思います。

65

教科書中の内容を教えるだけではなく、生物についての科学的な見方や考え方も教えたほうがより役に立つと思います。

66

教師としては、最も重要なのは学生に生物に対する興味を開発することだと思います。ただ教科書の知識を読むことではなく、生物を通じて生命の奇妙さを教え、自分から学ぶ意欲を持つようにします。

67

何か新しい概念を教わる際に、論理的な概念の説明とともに、想像しやすい身近な具体例が書かれていると大変理解しやすいと感じる。

68

基本的な考え方をつたえていくことも必要不可欠である。

69

命題・原理・実証に基づく学習の方法はものごとをより早く本質的に理解しやすくなると思う。

70

生物学について何も知らない人の視点に立って講義をすると学習者が前向きになると思う。

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71

一方的に用語などの知識ばかりを詰め込むのではなく、原理や身近な例えから教えることで学習者は生物を暗記科目だと認識せず、前向きに学習ができると思う

72

実際に図表を描かせるなど、諸現象のつながりを意識させることのできる学習方法を取り入れるべきである。

73

学んだ現象と似たような理由で発生する現象を取り上げ、それを学習者に説明させてみる。理由を考える学習は前向きな学習だと思う。

74

一番大切なのはテキストだと思っています。生物学を修めた先生方が、深い専門知識に基づいて、より初学者にやさしい(挫折しない)テキストを選んであげることが、学生の前向きな自主学習のキーになるのかなと思います。

75

先生が一方的に説明するのではなく疑問を投げかけ、生徒同士で考え、調べながら話し合うこと。

76

疑問を提示してそれを原理を提示して実証していく感じで行う授業スタイルがいくらかはあってもいいと思う。

77

高校生は教科以前に教師で授業の好き嫌いを判別するので(事実私もそうでした)、生徒への接し方を今一度見直していただくべきだと考えています。

78

良くも悪くも印象に残すことは大事だと思います。高校時代の授業の中でも先生がエピソードを話してくれた回はよく覚えています。エピソードを思い返すと同時に授業を思い返せれば授業の効果をより感じられると思います。

79

テストで点数を取るための学習になりがちである。しかし、何が基本で何が重要かを考える必要がある。それらを整理していくと最終的に学習者は、階層性のある図や表を自ら見出せるようになると考える。前向きな姿勢で学習に取り組むのではないだろうか。

80

ものごとの考え方を教えてほしいと思います。用語を覚えた上での生命の原理などに言及してほしいです。

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81

教科書の説明だけでなく、生徒に考えさせるような内容にすることでより興味を持つようになると思う。

82

学習者が問題を解けるように知識を与えるよりも、学習者が疑問や繋がり発見できるように知識を与えてほしい。

83

その現象の名前をただ教えるのではなく流れまでしっかりと教え、なぜそうなるかということを順を追って教えることが必要だと考えます。

84

理系科目は、基礎であるかそうでないかに関わらず、もっと生徒に科学的に考えさせるべき科目であると思います。命題を設定し、これについて原理からそれを実証するといった教育を行うことも大事であると考えます。

85

ただ教科書を読んで板書するだけでなく、生徒に答えを考えさせるべきだと思う。

86

覚えたかどうかを確認するのではなく学習した知識について説明できるか、活用できるかどうかについても授業で取り扱えばよいと思いました。

87

学習者を前向きにするためには、教えるそれぞれのテーマごとの大まかな流れを意識させることが大切だと考えます。

88

無理やり暗記を求めるのではなく、器官の役割を伝えたあと、全体のつながりを説明するようにしたらいいと思った。

89

生物学は無味乾燥な暗記をする科目ではないことを積極的に伝えるべきだと思います。

90

各分野・単元の繋がりが見られる部分を、繋がりを意識して教えることで、生徒は両方の視点から理解を深められるので良いと思いました

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91

生徒が体系的に結び付けられ、記憶などに生かしやすくなる箇所に関しては復習とともに階層性の説明などをしたほうが理解のしやすさや生命現象への興味を引き立てることができると提案したい。

92

生物は暗記させるのではなく仕組みから理解し、その理解に図や写真も役立てるような授業をすれば生徒はより楽しく生物を学べると考える。生物基礎となると説明をする際に更なる発展的な説明が必要となってくるが、そういった内容も省くのではなく、簡潔にでも伝えるとより理解が深まると思う。

93

生徒同士のグループワークや授業内での作図など、生徒の自主的な行動、学習が必要不可欠となる形態の授業を取り入れると、自然と内容が身につくと思います。

94

学習内容を淡々と紹介するのではなく、生徒がどうしたら生物学について、より広義での理解ができるようになるのかを考えて指導する視点を持ってほしい。

95

文系生徒や物理を取っている生徒などにとってはハッキリ言って興味がない内容だと思う。そのような生徒に対して教えるためには親しみやすいことが第一であると考えている。

96

知識だけでなく考え方、面白さを考えてやると前向きに勉強できるのではと思いました。

97

教師が一方的に話しているだけでは生徒は理解したつもりになってしまう。授業中に生徒に質問を投げかけたり、自主学習の時間を設けるなどして受け身の学習態度が就かないようにするべき。

98

もっと階層性、階層構造性の視点を取り入れれば、学習者は理解がしやすくなり、前向きになると思う。

99

学習者は、自身が学んでいることが将来どのような学びにつながるのかということを知ることによって、前向きになると思います。

100

生物の暗記すべきところと理解だけで良いところを明確にして欲しい。

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101

生物選択を高校の時にしている人は生物学が好きな人がほとんどだと思うから楽しく勉強できるようにするべきだと思う

102

生物内で起こる事象の仕組みがどのような場所で応用されているのかを交えて授業をすると良いのではないかと思います。

103

知識の暗記を目標にするのではなく、その知識からどのような考察ができるのかや、どのような結論が導き出せるのかを生徒同士で議論させることが必要になってくる。

104

雑学を踏まえて授業を行うことで生徒の興味を生物学に惹くことができるのではないでしょうか。

105

生物担当の高校教師には、学ぶ項目ごとに私たち人間と比べていきながら授業を進めていくことが良いと勧めたい。

106

つまり階層性を明確にすることで授業の全体を掴みやすくすることができ、学習者の戸惑いを軽減し前向きにさせることができると思います。

107

非常に悩んだが、強いて言うなら「分野それぞれの体系を考えて、それを生徒に伝えるようにすれば、暗記という意識も薄れ、やりやすくなると思う。」くらいか、高校の時点だとどうしても受験を意識しなければならないと思うので、その中で少しでも生徒の興味を引き、負担を減らすような指導が重要であろう。

108

細胞のように擬人化による5W1Hについての解説を提案する。

109

授業内に生徒同士で説明する時間を設け、インプット後のアウトプットがすぐにでき、吸収も早まりました。それによって生物にも前向きに取り組むことが出来たと思います。

110

先生方にはほんとに真摯に質問に答えてくださったことが一番良かったことだと思います。話を聞いていただくだけでも全然違います。

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111

教科書の内容だけでなく、勉強する際たとえば新しい単元に入る際にその分野における小話やちょっとした知識になるようなネタを生徒に提供できると生徒自身もより関心を持って勉強できると思う。

112

教科書には出ない面白い例を挙げれば、学習者たちの興味を引くことができると思う。

113

具体的に目で見て分かるように実験をもっとさせてほしい。

114

様々な分野同士のつながりを考えながら講義したり、教えたことを実際に実験したりすると生徒の興味もわきやすいと考える。

115

授業中に複数の事項に関する説明を行うとき、それぞれの事項の説明のみを行うだけではなく、時にはそれらの事項同士のつながりについての視点も説明してほしい。

116

文字を書くだけでなく、実際に絵や表を描く授業の時間が増えるといいと思いました。

117

生徒に一方的に知識を教えるのではなく、どうしてそのようになっているのか、なぜ・なにを大切にした授業を実施するのが良いと思う。教師と生徒が素朴な疑問点について、お互い考えて意見を交わすのが効果的であると考える。

118

ほかの分野とのつながりを連想させながら授業を行ったり、学習したことに関して実際に実験を行うことで理解力は向上すると考える。

119

生徒が自ら考える時間を増やすこと。例えば、細胞小器官のそれぞれの役割をすぐに説明するのではなく一度予想させてみると良いと思う。クイズ感覚で生物学を楽しむきっかけになると考える。

120

教科書通りに従って文字中心で授業を進めていくのもいいが、絵・イラストとかを効果的に用いるのも有効だと思う。

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121

なるべく理由付けをきちんとした上で、生物の知識を教えた方がより定着し、長期記憶に繋がると思われるので、理由や考え方などと合わせて知識を教えるべきである。

122

階層性についてより詳しく学習するべきだと思った。

123

座学のみではなく、作図を通して器官などの働きの学習や構造なども頭に入るため、手を使った演習を導入したら3年前の私は学習にもっと前向きになったと思います。

124

生徒間で話し合いの機会を増やし、どういう疑問を持っているか共有させる。

125

言葉ばかりで生徒たちに記憶させようとするのではなく、図を描いたり、小実験を行ったり、内容に関連する動画や写真を見せたり、実物を観察させると生徒が関心を持ちやすく、授業の内容が印象にも残りやすくていいと思う。

126

面白い研究や豆知識などをおりまぜながら授業をすると生徒は生物が楽しいと感じ、結果的に生徒が効率よく生物の学習ができるようになる

127

教科書に直接書き込みをさせ、図を生徒にも書かせることで理解しやすくなると思う。

128

黒板の板書だけではなく実験や話し合い、観察などを取り入れ、自ら考えるということを重視するべきだと考える。

129

言葉をずっと聞かせる、見せるのではなく、実際に見れるものがあるならば見せて、たまには机から離れるような方策。

130

現象の過程を一方的に教えるのではなく話し合いで考えさせればより深く理解させることができると思います

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131

教科書の内容だけではなく、雑学などを交えることで授業を楽しいと感じさせるといいと思う。

132

聞くのではなく見て話をしながら考える、これが生物の学習にとって大切だと思います。

133

実験やフィールドワークを多めに行ってほしい。

134

器官の役割を伝えたあと、全体のつながりを説明するようにしたらいいと思った。

135

授業への意欲も強くなったため高校の生物では動画も授業に取り入れていった方がいいと思う。

136

実験や観察を多く取り入れそれを生徒に体験させ、そしてレポートなどで提出させることで生徒も意欲的に参加することができると考える。

137

生徒が楽しく学べる雰囲気を作ること。「面白い」生物の授業内容とその中で教わった「面白い」語呂はすぐに、そして長く記憶できていた。

138

学習者に楽しいと思ってもらうことが学習する意欲につながると思う。

139

実験学習の機会がもっと多いと良いと感じた。

140

身近なものを例として挙げるように心がけることに効果があるように感じた。

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141

疑問を投げかけて周りと話し合う時間を設けることで、自分で考え、さらに理解を深めることができると感じました。

142

実際の働きや動きなどを合わせて説明することで、よりわかりやすく伝えることができるのではないかと思う。

143

フィールドワークや実験に始まる様々な学習をきっかけに生物学へ興味を持つようになれば、学習者は能動的に動くようになるのではないか。

144

単にその単元について教えるのではなく、ケーススタディなどを通して実際にどのような時に起こる反応なのか生徒たちで話し合う時間を設けるなどすると、理解を深めたり、想像しやすくなると思う

145

普段から生き物に対しての素朴な疑問と生物という教科をどのように上手く結びつけて,生徒たちに関心を持たせることができるかが重要だと思う。

146

言葉だけでなく実物を見たり触ることで生物への興味関心が高まり生徒も前向きに学習するのではないか。

147

授業中に積極的に映像や画像を見せるべきです。ミクロな世界なので、実際に大画面で見ることでイメージがしやすくなると思います。

148

動画などを積極的に用いて、用語の前に大まかな流れやイメージを与えるとよいと思う。

149

生物が生物たる前提を話してから、そのためにここの器官があり、組織があり、細胞があるなどの説明をした方がいいと思う。

150

実験や生物に触れる機会を増やすことで学習者の記憶に残りやすく、前向きな学習になると考える。

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151

生徒同士で話し合いをさせて、生徒自身に授業の理解度を確認させることが大事だと考える。

152

生徒同士が生物学について話し合う時間を作るべきだと思った。

153

実験や関連動画の視聴などで学んだ内容をより身近に実感できる機会を提供してほしい。

154

実験を授業で行っていくべきであると思う。

155

学習者が能動的な学習をすることができるような授業をより心掛けたほうがいいと感じる。

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<羽曽部のコメント>

回答/コメントの主旨をキーワードから俯瞰すると「考え方/流れ、繋がり/構造、仕組み/理由、階層性、話し合い、親しみ、実験、語彙」という用語を用いた作文で占められいることに気付くと思います。受講者の視点/意見はかなり収束しているように思えました。
 回答文を読むとすこし戸惑いも感じるかもしれませんが、それでも学習者の言葉/気持ち/本音を「受容・読解・翻訳/概念化」する/できるは教師の本分であろうと思うので、回答文をそのまま、抜粋/センテンスとして掲載しました。
 まるで「生物教師検定」資料集ですね。しかし、一般論として「教えられるから学ぶ/考える」学習への転換に必要なコメントかもと思っています。
「考える」って自己分析能力いわゆる「読解力」ですが、その基盤は学習内容構成論のいくつかの視座視点(学習構造・学習マトリックス)を「共存共学」したか否かであろうと思っています。教えても考えるあるいは学ぶの経験値がないと「考えられない」という単純な話です(学習経験の不備)。
 学習者が必要とすることは、科学の前提「命題・原理・実証」とその「視座視点」の定置/習得/プロトコール化であり、これは教えるではなく「共存共学」にあると思っています。生物学は複雑系であり、その対応/理解にはロジカルシンキングを必要としますが、自然を対象とするため「誰もが向き合える重要な必須学科」と思っています(生物学/自然/NATURE/本質の学び ですよね!)。
 できれば、本シートに示した回答文/センテンスは、どのような「学習概念・構造」から成り立っているか、具体的なテーマもイメージしながら、メッセージについて通訳/翻訳とプロトコール化が可能になれば、これまでとは違った「生徒さんへの対応法:学習教示システム」が見えてくるはずと思っています。
 なお、このことは「スポーツ式学習構造」と言い換えればイメージしやすいかもしれませんね。今の生物学習は受験に拘束された暗記ものと棚上げするだけでなく、それ相応に共存共学の対象として意識することも必要であろうと思っています。このことを心から期待しています。

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〔実演生物学 キーセンテンス〕

下記は「考える生物学/共存共学/教えなくても考えている」を志向した場合の前提/枠組みを示すものです。学習レベルに関わりなく、生物学習にはイラスト/模式図が不可欠ですが、それらは「構造図」です。その教示/解説には要素説明の順列があり、仕組み/原理の補足に従っていることは自明ですが、学習者に向けより平易な「描き・見て・考え・話し合う」ことも必要ではないでしょうか! (対峙性学習/消費型学習から持続的探求学習も必要ではないでしょうか)。

  1. 実体あるものには「構造」がある。構造とは「要素の配置とその繋がり」。
  2. 要素は「階層構造レベル」に従い、要素間の繋がりは「役割の起点」となる。
  3. 構造は「階層性9区分」に従っている。
  4. 階層性介在性構造レベルを介して実体構造レベルに繋がる(部品/組合せ品の繰り返し構造を示す) 。
  5. それら構造レベルは「観察的な視点を分析的な視点」への変換により理解される(現実実体の枠組み)。
  6. 生物学の「考察の視点」は、1.(形態)・2.役割(機能)・3.仕組み(原理/構造)・4.由来(起源)を基本とする。
  7. 役割の視点は「動物生理の基本:2系6要素」で補完される。
  8. 従って、生物学習の視座視点は「階層性考察の視点役割の補完」の3軸構成の学習マトリックス(BioMTX)で成り立っている。
  9. その学理領域は「解剖組織学生理生化学発生遺伝学」であるが「細胞生物学」による補完も必要である。
  10. なお、生物学習の起点は「個体」という国語を「知識(学習)用語」に変換する試みにある。
  11. つまり、「描き・見て・考える:話し合う」は観察/分析的な構造理解への近道である。
  12. つまり、不思議だね・なるほどね・考えるって楽しいね命題・原理・実証)は学習に不可欠な視座視点である。
  13. 従って「命題/原理の並列タイトル」は共存共学への道筋を示すはず(グローバルスタンダード)。
  14. つまり、上の句/下の句/謎かけ3段論法知識と知識を繋ぐ「知識用語」の学び
  15. 生物学とは物言わぬ地球生物進化の成果物の代わりその成り立ちを分かりやすく説明すること(通訳・翻訳・代弁すること)。
  16. 謎かけ3段論法生物学習と掛けて、知識と知識を繋ぐ知識の学び(学習の基本)と解く/問う、その心は構造」に基づく要素の配置とその繋がりの探求と表現だから!
  17. つまり「生物学習プロトコール」も必要だ!
  18. 補足:生物学習は他教科には変えがたい「考察の視点」を提供し、自然誌(日常的構造の視点)として我々の日常の基盤を提供する。なお、自然とは「Nature」であり「本質」を意味する。
  19. 必要に応じて「生物学3大話題:アリさんの話」などを参照し考察探求してください。
なお、生物学習/教育に必要な見方・考え方などは「ココをタップ」で実演生物学Topの「キーワード・キーセンテンス」などを参照してください。

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